実家の位牌の継承に関してのアンケート結果

先日仏壇をお預かりする中で、

浄土真宗なのですが、位牌は所持していないといけないのでしょうか?
と尋ねられました。
結論から申し上げますと、浄土真宗では実は位牌は作る必要がありません。しかし私の経験上、浄土真宗の家の9割以上の家で位牌を所持していました。恐らく遺族の方が亡くなられた方を形として残したいという思いや、たまたま葬儀屋さんで位牌を作るように言われたからでしょう。
浄土真宗では他の宗派と違い、亡くなった人はすぐに仏となり、極楽浄土へ行けるから残された遺族が供養をする必要はないと考えられています。
ですから作法として位牌を手元に残す必要はありません。
今回の一件で位牌の考え方について気になり、実家にある位牌をもしもあなたが継承する事になった場合どうしますか?
というテーマでアンケートを実施しました。

 

<調査概要>

  • 調査内容:実家に位牌を所持している人への意識調査 ・調査方法:インターネット調査 ・調査機関:2021年5月27日
  • 調査対象:実家に位牌を所持している30代~60代の男女200名(男性83名、女性117名)

様々な位牌

アンケートに参加して頂いた人たちの実家の宗派について

  • 浄土真宗 (41名)
  • 真言宗  (35名)
  • 浄土宗  (25名)
  • 曹洞宗  (23名)
  • 日蓮宗  (22名)
  • 天台宗  (9名)
  • 臨済宗  (5名)
  • その他  (4名)
  • 知らない (36名)

の200名の方にご参加いただきました。

ありがとうございました。

親に代わって全て継承する人は全体の6割

Q1 実家に置いてある位牌を、もしもあなたが継承する事になった場合はどうしますか?

  • 「親に代わって全て継承する」(63.5%)
  • 「遠い先祖の位牌は継承しない」(17.5%)
  • 「継承しない」(18.0%)
  • 「その他」(1.0%)

という結果となりました。

継承しない人達の対処方法は?

Q2 継承しないと答えた人に手元の位牌はどのように対処しますか?と尋ねてみました。

  • 「お寺に永代供養に出す」(41.7%)
  • 「魂抜き、お焚き上げを依頼する」(43.1%)
  • 「その他」(15.2%)

 

という結果になりました。

魂抜きとは?

お焚き上げをする前に位牌から魂を抜いてあげる儀式の事を呼びます。お寺のお坊さんにお願いすることになります。

お焚き上げとは?

位牌を「浄火によって天界に還す」という意味で焼却することを呼びます。

永代供養をお寺に任せる考えと、魂抜きを行い、お焚き上げして処分する考えで意見が分かれる結果になりました。

その他の回答は、手元に残したくないけど、どうしてよいか判断できないという意見でした。

浄土真宗の位牌の考え方について

Q3 浄土真宗では位牌を作る必要がないのをご存知でしたか?

  • 「知っていた」(13.5%)
  • 「知らなかった」(86.5%)

浄土真宗の方41名、他の宗派の方159名の回答でしたので、浄土真宗の41名だけに絞ってみました

(浄土真宗の方のみ)

  • 「知っていた」(41.5%)
  • 「知らなかった」(58.5%)

それでも知らなかった人は多いですが、他の宗派とは大きく考え方が違うことがわかりますね。

 

みなさんの声

40代、女性
改めて、非常に難しい問題だと感じました。継承するにしろしないにしろ何かしら行う必要があるため、正直頭の痛い問題で真剣に考えないといけないなぁと思わされました。
50代、女性
お墓も仏壇も、位牌もそうですが、私は継承する気があるので良いのですが、私の子供や孫にまで継承を無理強いすることはできません。この先、何か問題が出てきてしまうかもしれませんね。
50代、女性
自分は継承するつもりだが 自分の子供には手間をかけさせたくない。 そのためにどうするべきかを考えなければいけないです。
60代、男性
魂抜きは必要ないと個人的には思っていますが、実際に処分するようになった場合は親類などが黙っていないと思うので魂抜きすることなると思います。
40代、女性
先祖を貴ぶのは大事なことですがそのひとつひとつの儀式的なことに日本の伝統仏教はお金がかかりすぎるのではないかと思います。
40代、女性
自分の次の代のことを考えると、一人娘の負担にならないように、ゆくゆくは位牌や仏壇・お墓も含めて処理しなければいけないと思っています。
40代、女性
檀家であるが、できれば墓じまいしたく考えている。位牌の件も含め、お寺側にどう切り出すべきなのか悩んでいる。

 

まとめ

自分の父母や祖父母までの分は手元に残したいと考えている人が8割でしたが、遠い祖先や位牌自体を手元に残したくないという人も多い結果になりました。

仮に手元に位牌を残さなくても、浄土真宗では過去帳などに記録を残し、位牌は処分してしまっても問題はありません。

また、どうしても位牌を所持できなくなった場合は、お寺に相談してみましょう。お寺でしっかりと対処してもらえば問題ありません。

 

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