このたび20代~60代男女374名を対象にアンケート調査をおこないました。
今回は掲載していただいた「仏壇の処分を考えている人に処分する理由を尋ねてみたところ、5割の人が「継承者がいないため」について紹介してみたいと思います。
調査結果からは、仏壇処分を考えている48%が、継承者がいないため管理している仏壇を処分したいと考えていることがわかりました。
<調査概要>
- 調査内容:仏壇所持に関する調査 ・調査方法:インターネット調査 ・調査機関:2020年9月10日~18日
- 調査対象:仏壇を実家や住居に所持している20代~60代の男女371名(男性127名、女性244名)
Q1 仏壇処分を検討している理由は?
「処分を考えている理由を教えてください」と尋ねたところ、「継承者がいないので処分を考えた」(48%)が一番多く、「親が亡くなり必要なくなった」(23%)と続き、「仏壇の手入れが困難になった」(19%)、「施設に入るので持って行けない」(5%)「仏壇の買い替え」(4%)という結果となりました。
「親が亡くなって必要なくなった」も「継承者がいないので処分を考えた」も同じ意味だったかもしれません。。。そう考えると71%の人が継承者がいないためという事になるのかもしれませんね。
Q2 処分する時はどのような方法を選びますか?
「処分をする時はどのような方法を選びますか?」と質問したところ、「仏壇専門業者に依頼する」(47%)、「仏壇店に依頼する」(38%)と続き、「粗大ごみに出す」(5%)、「家と一緒に解体する」(4%)「その他」(6%)という結果となりました。
「その他」の意見としては「お寺にお願いする」「知人に譲る」という回答でした。
しっかりとした供養を行って適切な対処を行いたいという人が9割という結果でした。適切な対処とは、処分前にお坊さんにお越しいただき魂抜きをお願いして処分を行うことです。
(※魂抜きとは仏壇に眠っている故人の魂を鎮めて抜き取る儀式(閉眼供養)のことです。 魂抜きをすることで、仏壇から仏様の魂が離れ、仏壇は魂の宿らない箱になります。)
今回の結果は、少し「仏壇専門業者に依頼する」のが多かったですが、「仏壇販売店に依頼する」との割合はほぼ同率というところでしょうか。実際過去のアンケートでは「仏壇販売店に依頼する」と回答した人のが多かったです。
みなさんの声
自由回答で継承の有無についての理由を募ったところ、次のような声が多く聞かれました。
まとめ
いかがだったでしょうか?止むを得ない理由などで仏壇の所持に困っている人の参考になればと思います。私は、常日頃から形が無くなっても先祖の供養は続けていけると考えております。先祖が大切にしてきた事なのかもしれませんが、現在の形にこだわり続ける必要はないと考えております。たとえばあなたにとっての先祖も全てさかのぼって位牌や仏壇で管理している訳ではありません。今回のアンケートの結果は大変勉強になりました。もしも仏壇の管理に悩んでいるのでしたら、仏壇をしっかりと供養して片付けるという選択も間違ったことではありません。
関連リンク
仏壇の処分をする時に気になるのは「しっかりと供養できるの?」「バチはあたらないの?」 ⇒ https://gokuyo.com/useful/2020/12/18/1899/
仏壇の処分を行った人の7割が「仏壇の管理を継続しない」 ⇒ https://gokuyo.com/useful/2020/11/30/1861/
仏壇の処分を行った人の5割は位牌や遺影を手元に残す ⇒ https://gokuyo.com/useful/2020/11/30/1854/
仏壇管理を任された場合、継承しますか?アンケート結果 ⇒ https://gokuyo.com/useful/2020/10/13/1734/
仏壇処分の理由を尋ねてみたところ、5割の人が「継承者がいないため」 ⇒ https://gokuyo.com/useful/2020/11/06/1839/
位牌・遺影・仏壇などの魂・お性根抜き供養~整理処分をするなら ⇒ https://gokuyo.com