仏壇の魂抜きを行った記録が必要な場合の対処方法

お墓や仏壇など、故人の魂が入っていると考えられているものを新しくしたり処分したりするときには、魂抜きが必要になります。

魂抜きをお願いした場合、行った記録が残したいと思うのは当たり前のことです。例えば、仏壇本体を産廃業者にお願いする場合や、粗大ごみにだしたりする時に必ず魂抜きが終わっているのかどうかを尋ねられます。

そんなときにご供養が済んでいる事を証明しているような物があれば説明しやすいですよね。

過去帳に記録したり、写真に残したり、専門業者にお願いする方法などがありますが、順番に仏壇の魂抜きを行った記録が必要な場合の対処方法について紹介してみたいと思います。

魂抜きとは

魂抜きは閉眼法要や性根抜きとも言われ、お墓や仏壇、位牌などから魂を開放し、処分するための儀式のことをいいます。お墓を改装したり墓じまいをしたりするときにも行いますし、仏壇や位牌などを処分・交換するときにも行います。

具体的には菩提寺でお経を唱えてもらう作業になりますので、だいたい予定日の1~2週間くらい前から問い合わせておく方がよいでしょう。

お墓や仏壇のある場所まで僧侶に出向いてもらうことになるため、お布施とお車代を別に包むのが一般的ですが、金額は宗派や地方によって開きがみられ、2~5万円程度となっています。

お坊さんと仏壇

【魂抜きの様子】

 

自分で仏壇の処分をするときの記録方法

・過去帳に書き加えておく

祭祀に関する内容ならば、各家庭で管理している過去帳に記入しておくと他のものに紛れる心配がありません。

過去帳は仏具店などで販売しており、故人の生前の名前や死後につけられる戒名、亡くなった年月日や年齢などを書き足していくものです。

通常は没年月日などを確認して命日や法要の予定を立てたり、家系図の情報源として使ったりすることが多いですが、自分で記入しても問題ないので仏壇を処分した年月日や供養の内容などを書いておくことも可能です。

・別途記録を作成する

普段から祭祀についての資料をきちんと取りまとめている家庭であれば、過去帳などと一緒に別にノートなどを使って、仏壇を処分した時の記録を残したりすることもできます。

 この場合、自分が好きなように記録を作ることができるため、処分前の仏壇や処分後の供養の方法などを詳しく記入しておくことができ、祭祀を子孫が継承した時にもわかりやすくなります。

菩提寺はどこだったか、いつごろどのように魂抜きなどの供養を依頼したのか、お布施やお車代はいくらお渡ししたか、供養に要した時間や仏壇の処分先など書き留めておきたいことをいくらでも書くことができるので、いずれ祭祀の継承者が魂抜きなどを行いたいときにも役立つでしょう。

必要に応じて写真や処分した時の見積書、領収書などの資料も加えておくことで、自分にとっても思い出しやすい資料となります。

・スマホのカメラやデジカメで撮影を行う

過去帳に直接記入するのがためらわれる場合や、一緒にまとめて処分してしまう場合には、お坊さんに来てもらっている時に後ろから一枚だけ写真を撮影しておくだけでもあとで日時確認などができて便利です。最も簡単で分かりやすい方法かもしれません。

自分で記録を作成するメリットは、オリジナルにわかりやすい資料を作ることができる点です。

わざわざ一から記録を作らなければならないのが面倒ともいえますが、几帳面な人ならこういった記録方法もわかりやすいですよね。

仏壇整理業者に依頼した場合の記録方法

仏壇の処分というのはスケジュール調整や魂抜きなどの依頼、供養後の仏壇の処理、処分の記録等非常に手間がかかってしまいます。

忙しくてなかなか仏壇の処分まで手が回らない人や、遠方で暮らしている人が実家の仏壇を処分したい場合など、全て自分で手続きを行うのが困難な時には、仏壇整理業者に依頼するのも一つの方法です。

仏壇整理業者というのは、祭祀の継承者に代わって魂抜きや仏壇の処分を行う業者のことで、仏壇の所在地まで回収に来てもらえますし、幅広い宗派に対応しているので安心です。

大まかな流れとしては、仏壇整理業者を探して仏壇を処分したい旨を伝え、見積もりをしてもらいます。

金額や供養の内容に納得すればそのまま処分を申し込み、処分してもらう仏壇などを引き取ってもらいます。

その後、仏壇整理業者の方で魂抜きやお焚き上げなどの供養を行い、仏壇を処分するという流れです。

最後に仏壇を供養する様子を資料として添付した完了報告書を受け取ることもできます。

仏壇の搬出前のお参りの様子

仏壇の運び出し

【業者による仏壇の回収の様子】

報告書の内容は業者によって様々ですが、供養や処分を完了したという簡単な内容の報告書を提出するところもあれば、供養の様子や処分前の仏壇などを動画、写真などで記録した、詳しい内容の報告書を作成してくれるところもあります。

報告書は別料金になっている業者がほとんどですが、もちろん、報告がない場合でも供養や処分はきちんとしてもらえます。仏壇整理業者の中には、全国どこへでも出張してくれるところもありますし、見積もりが無料になっているところもあります。

菩提寺とのやり取りや仏壇処分の過程を記録する負担がなくなるだけでなく、魂抜き後の仏壇の処分まで任せることができますので、簡単に進めることができます。

特に、供養の様子などは、祭祀の継承者本人では写真や動画を撮影することが困難ですので、業者に任せておいた方がわかりやすい資料として残しておけるでしょう。逆に、供養などは菩提寺に依頼して、仏壇の処分だけを業者に依頼するということも可能です。

完了報告書見本

【ご供養完了報告書の例】

まとめ

いかがだったでしょうか。魂抜きを記録に残す方法を自分で行うパターンと、専門業者に依頼するパターンを紹介してみました。

いつごろどのように仏壇の処分をしたのか、魂抜きなどの供養はしたのかをきちんと記録して残しておけば、祭祀を継承する人にとっても非常に役立つ資料となるでしょう。

 

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