骨壺から遺骨が出てきてた時の対処方法や処分方法

骨壺から遺骨が出てきてた時の対処方法や処分方法

家を解体する際に仏壇を整理していたら骨壺が出てきてしまって困っている、というケースが増えてきています。対処方法としては、そのまま所持するか、永代供養に出す、お墓に入れる、散骨するなどが考えられます。

ここではそれぞれの方法について説明していきます。

遺骨の取り扱いに関して

遺骨の処分を考える時に注意しなければならないことがあります。それは、そのまま遺棄したり埋葬することが法律で禁止されているということです。刑法で決められているのですが、例え肉親であろうとそのまま捨てると罰則が科されるのです。

遺骨の処分に困りそのまま遺棄してしまおうと思っても、それが法違反にならないようにしっかりと確認することが大切です。そのままゴミに出したりは絶対しないでください。

方法1 所持する

そのまま所持する場合ですが、仏壇と一緒に保管しておくのが一般的です。何も手を加えずに保管しておくと骨壺に水が溜まってしまうため対応が求められます。

特に湿気の多い地域では水が溜まり遺骨が水に浸かってしまいますのでできるだけ早めに手を打たなければなりません。そもそも骨壺の材質は通気性が悪いものが多くとりわけ水が溜まりやすい構造になっているのです。

水が溜まらないようにするには、方法は3つあります。

  1. 骨壺の底に穴を開ける
  2. 穴が開いている骨壺を使用する
  3. 湿気を逃がす構造の骨壺を使用する

順番にみていきます。

骨壺の底に穴を開ける

最も簡単で手っ取り早くできるのですが、上手くやらないと骨壺自体を割ってしまう可能性もありますので注意が必要です。

穴が開いている骨壺を使用する

かつてはこういったタイプのものは販売されていなかったのですが、最近では5千円程度で購入できるようになっていますので比較的手に入れやすくなっています。穴の部分がゴミなどで詰まることも考えられるため定期的に掃除をすることが大切です。

湿気を逃がす構造の骨壺を使用する

湿気がたまらないように、骨壺本体とフタの接続箇所で工夫のされている骨壺も存在します。(切立てタイプと呼ぶそうです。)こういった骨壺を使用することで、対策もとれますのでおすすめです。

方法2 永代供養に出す

骨壺が出てきた場合、永代供養に出す人も増えています。永代供養というのは、自分で遺骨を管理するのではなく、寺院や霊園に預かってもらい供養をしてもらう事です。先祖代々のお墓がある人はそこに納めれば問題ないかもしれませんが、最近ではお墓を持たない人が多くなっています。そういった場合には、永代供養に出すことも対処方法のひとつです。

永代供養に出すことで、お墓を建てるための費用を抑えられますし、宗派に関係なく基本的には誰でも利用することができます。

また、お参りがしやすいようにアクセス環境が良好な寺院や霊園が多いことから、足の悪い人でも気楽にお参りに来られるといったメリットが挙げられます。中には永代供養と言いながらも、永久ではなく期間を定めているところもありますので、勘違いをしないように事前に確認をするようにしましょう。

このようなメリットの他に、デメリットがあることも理解しておかなければなりません。いくつかありますが、例えば合同墓に埋葬された場合簡単に取り出すことができない点です。

多くの場合、永代供養では合同墓に埋葬されることになります。これは寺院や霊園によって異なるため一概には言えませんが、気持ちが変わって自分で管理したいと思っても、他の見知らぬ人と一緒に埋葬されるため、後で取り出しは難しくなります。

安易に永代供養に出すと決めて実行してしまうと、他の親族とのトラブルにも発展する可能性がありますのでできれば事前に会議を開くなどして決めることをおすすめします。

また最終的には合祀になるという点もデメリットと言えます。これも上述の通り一概には言えないのですが、一般的には33回忌で合祀になることが多いため、このような点もしっかり把握することが求められます。

方法3 お墓に入れる

骨壺をお墓に入れる方法も考えられます。お墓があって、亡くなってから日を待たずに入れるのであれば一周忌までというのが基本ですが亡くなってから何年も経過しているのであれば、納骨式は忘れずに行うようにしましょう。

納骨式はお寺の本堂で法要を行い、それから近親者など全員でお墓に行きお経をあげてもらうという流れになっています。

最近ではシンプルに骨壺を納めるだけというケースも見られるようになりましたが、納骨式のやり方はお寺に相談する等して、正しい流れで行うことが大切です。

まずはお墓の蓋を開けて施主が納めるのですが、高齢などで難しいというのであれば他の人が担当しても問題はありません。丁寧に置き蓋を閉じたならば卒塔婆を墓石の後ろに建ててお線香を供えます。それからお経をあげてもらい焼香を終えてから会食という流れになります。

田舎の方では先祖代々のお墓として多くの骨壺が納められていることがあります。そうなると生前仲の悪かった人同士が同じお墓に入る可能性もありますので、先にも述べたようにシンプルに納めるのではなく納骨式を欠かさず行うことが大切です。

方法4 散骨する

最後に散骨する場合について見ていきます。近年では樹木葬など、様々な形で散骨する人も多くなってきました。
では散骨はどのような手順で行えばよろしいのでしょうか。中には故人が生前好きだった場所で散骨をすれば良いのでは、と思っている人もいるかもしれませんが決してそうではなく正しい手順で行わなければならないのです。

はじめに祭祀承継者の確認をしなければなりません。これは、遺骨やお墓などを処分できる権利のことでこの権利がないにもかかわらず処分してしまうとトラブルになった際に勝てる見込みが少なくなってしまうと言われています。

基本的には近親者での話し合いで決めるのですが、後のトラブルを避けるためにも事前に承継者をはっきりとさせておくことが重要です。
散骨する際には遺骨を粉にする必要があります。

多く用いられるのはハンマーやすり鉢ですが、その他にも自分のやりやすいように粉状にすれば良いです。自分でどうしてもできないというのであれば、専門の業者に依頼をすればわずかな時間で対応してくれますのでおすすめです。粉状にしたならば、水溶性の袋に入れてしっかりと封をしましょう。

粉状になった遺骨は湿気を含みやすい性質をしていますので、固まってしまわないように水溶性の袋を利用するのです。いよいよ散骨ですが様々な方法があるもののボートなどを借りて海上散骨をするのが一般的だと言われています。

故人の好きだった自然溢れる環境に散骨をしたにもかかわらず、数年後に開発が行われ自然が失われてしまったというケースも少なくありませんので、注意が必要です。

このように、骨壺が出てきてしまった場合には様々な対処法が挙げられます。いずれにしろ、故人を蔑ろにするようなことはせず手厚く弔うようにしたいですね。

 

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