創価学会の仏壇の処分方法について

 
相談者
実家の片付けをしておりまして創価学会の仏壇があるのですが、どうしたらよいでしょうか?

実家の両親が亡くなり、家の片付けをしているときに実家の仏壇の処分に困っていて、宗派が創価学会そうかがっかいだったという事でどのように対応したらよいのか相談を受けることがあります。

創価学会の仏壇だからといって難しく考える必要はありません。創価学会の仏壇の処分は結論から言えば、創価学会の仏壇は魂抜きをしてもしなくてもどちらでも構いません。

今回は、創価学会の仏壇の処分方法について解説してみたいと思います。

創価学会ってどんな宗派?

創価学会は元々「日蓮正宗にちれんしょうしゅう」の講社(宗教的な団体の事)の一つでした。しかし、現在は日蓮聖人にちれんしょうにんの教えをベースとしながらも、独自の価値観・教育観で活動をしている別個の宗教法人として位置付けられています。

また、妙法蓮華経みょうほうれんげきょうを唱えるのは日蓮宗にちれんしゅう日蓮正宗にちれんしょうしゅうと同じですが、創価学会は教義的に「仏」「法」「僧」を重んじない立場であるため、実質的に日蓮宗や日蓮正宗とはたもとかつ形となっています。

日蓮正宗もかつて教義のとらえ方の違いによって日蓮宗から分派ぶんぱした宗派ですので、「創価学会は日蓮宗の分派の分派」と考える事もできるでしょう。

・創価学会には霊魂の概念が無い

日蓮宗などと比較した場合、創価学会独自と言える考え方に「霊魂を信仰しない」というものがあります。

日蓮宗や日蓮正宗は日本古来の神道の影響を強く受けている宗派で、人間を含め自然や物には魂が宿っているという考え方をしますが、創価学会は霊魂の存在をはっきり否定しています。

そういった考え方もあって、創価学会の仏壇の処分方法にも他の宗派と全く異なる部分が多いです。

創価学会の仏壇ってどんなもの?

  • ご本尊曼荼羅まんだら
  • 仏壇のタイプ厨子ずし(内扉)が付いている物
  • 独自の仏具おしきみ(しきみ)徳利とっくり、三色旗

創価学会の仏壇は日蓮宗からの影響が大きいようで、仏壇が無ければ無いで良かったり、ご本尊ほんぞん(曼荼羅まんだら)さえおまつりすれば仏具や仏壇の形などは何でも良いというのが基本です。

熱心な学会員さんは金箔貼り・黒檀の豪奢な仏壇を備えたり、八葉はちよう鶴丸つるまる徳利とっくりや三色旗を飾る方もいますが、反対に仏壇を置かず曼荼羅まんだらの掛け軸や額縁などを飾るだけという方もいます。

創価学会の仏壇に魂抜きは必要?

先に述べたように、創価学会の仏壇は魂抜きをしてもしなくてもどちらでも構いません。

なぜなら創価学会の教義には「魂」という概念がありませんので、あまり気にしなくても大丈夫です。

魂抜きをしてもらうにしても、創価学会系単立寺院は全国に7~8件しか無いため、お経を読める違う宗派のお坊さんにお願いしても問題ありません。

創価学会の仏壇を処分する方法

お寺でお焚上げをしてもらったり、お焚き上げや粗大ごみで回収してもらうというのが仏壇の基本的な処分方法となりますが、創価学会はこの辺りが少し特殊で他の宗派ではできない処分方法をとる事もできます。

・会員同士で譲り合う場合もある

創価学会の立場としては、「入会した人は新しい仏壇を買うように」というのが基本スタンスなのですが、これは新品でも中古でもどちらでもOKです。

そのため、会員同士で使わなくなった仏壇や仏具を譲渡・交換するのもOKとされています。

創価学会の仏壇専門の処分業者の中には、仏壇の引き渡しのサポートをしてくれるところもあるので、必要であれば業者にお願いして運んでもらうと良いでしょう。

・オークションサイトで販売する人もいる

創価学会では仏壇の中古購入が認められているため、要らなくなった人が仏壇を他人に販売するのも問題ありません。

ただ、仏壇店では、お金を出して引き取ってくれるようなところは少ないので、もし販売するのであればオークションサイトなどに出品する方法もあります。

創価学会には「おしきみ」や「八葉・鶴丸の徳利」といった特殊な仏具も幾つかあるので、お住まいの近くに創価学会専門の仏具店が無い方のために、そういった物も合わせて出品してあげると喜んでくれるでしょう。

・専門業者や創価学会に引き取ってもらう

コンパクトサイズの仏壇なら粗大ゴミとして出す事もできるのですが、大きすぎる物は回収してくれない自治体もあります。仏壇を分解してゴミ出しすれば問題は無いものの、神聖な感じがする仏壇を壊すのに抵抗があるという方も多いのではないでしょうか。

そういった場合は仏壇整理業者に頼むか、そういった業者が近くにいない場合は、お近くの創価学会支部で引き取ってもらえる場合があります。

創価学会の本部・支部に引き取りをお願いする場合は処分費用もかからないので、仏壇を処分したいけど処分費用に困っているという方は相談してみると良いでしょう。

仏壇の運び出し

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創価学会を退会する場合の仏壇の処分方法

創価学会の仏壇を処分される方の中には、やむを得ない理由で脱会を検討しておられる方もいらっしゃる事かと思います。その場合、通常の処分方法とは違う注意点があるので、こちらを参考にしながら仏壇の処分を進めてみて下さい。

・学会員に引き取ってもらうのは避けよう

創価学会を脱会するにあたって仏壇の処分を考えておられる方は、脱会が認められているのなら学会員や本部に仏壇を引き取ってもらうのがベストかと思います。

しかし、ご自身の事情で誰にも知られずに脱会したいと望まれるのであれば、学会員仲間や支部などに仏壇を引き取ってもらうのは避けた方が良いでしょう。

なぜなら、退会手続き完了前に学会員や幹部に脱退の意志を知られると、地元の中心会館・支部長にも連絡が入り、自宅を訪問されて事情を聞かれる可能性が高いです。

通常のお寺の檀家を抜けるのが大変なのと同じように、創価学会を退会するにはそれなりの手順が必要ですので、それを終えてから仏壇の処分や売却をするのが良いでしょう。

・ご本尊はお焚き上げするか本部に返却をする

創価学会を脱会される場合は、本尊ほんぞんは必要なくなりますので、専門業者にお焚き上げにお願いするか、ご本尊を創価学会本部または支部宛てに郵送で返却するのも良いでしょう。

もし、何らかの事情で幹部や他の学会員さんと話をするのは避けたという場合は、差出人の名前は書かなくてもOK。マナーとして如何なものかは別の話ですが、止むに止まれぬ理由があれば仕方の無いところです。また、確実にご本尊が本部に届いている事を証明するために、ご本尊を返却する時は書留郵便で送付するのが良いでしょう。

創価学会の仏壇の処分にかかる費用はいくら?

  • 魂抜きお布施10,00030,000円+お車代5,000円程度
  • 自分で処分する場合(譲渡含む)…無料
  • 業者に頼む場合…20,00040,000円程度
  • ご本尊の返送費用(書留)…400500円程度

僧侶にお渡しするお布施には特に金額の決まりは無く、お気持ちという形で自分ができる範囲のお金を包めばOKです。

仏壇の処分業者は料金に魂抜きのお布施を含めている場合もあるため、相場が分からない場合はそういった業者に仏壇の処分を依頼するのも良いでしょう。

なお、魂抜きをせず、さらに自分で仏壇を処分する場合には一切お金は掛かりませんので、処分費用を抑えたいという方はこちらの方法で仏壇を処分するのがオススメです。

まとめ

創価学会の仏壇の扱い方・とらえ方は割と緩いので、仏壇の処分にかかる手間や費用は他宗派と比べて比較的安価にすむと思います。ご本尊さえ大切に扱えばこれといって難しい手順もありませんし、自分のできる事・出せる費用の範囲によって処分方法を検討していきましょう。

 

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